ドリーム小説
おはよう。
鏡に向かってニッコリ笑う。

髪形チェーック!
寝癖はないよね?
変にはねてないといいけど。

よしよし。
特に変なところはないね。

服装も変じゃないよね?
似合ってるかな?
このくらいの丈でいいかな?
もっと短くても自分的にはいいけど、
どうもあんまいい顔されないんだよねー。

くるりと回って全身確認!
もう一度鏡に向かってニッコリ笑う。

今日も一日、頑張ろう!





「おはよう。趙雲さん!」

「あ。おはようございます、殿」

あなたと会うのに一番緊張する。
だらしない姿の自分を見られないようにしていることと、
一昨日よりも昨日よりも、今日一番の自分を見てもらいたくて。
今日の私、変じゃないですか?
今日の私、どんな風に見えますか?

「あの。趙雲さん」

「はい。なんでしょうか?」

「え、えと…」

私が喋りだすのを待っていてくれる趙雲さん。
けど、恥かしくて結局聞けないんだけどね。
昨夜も鏡の前で何度も練習したのに。

「あなたが好きです」

って何度も。
鏡だから言えるのかも。

「どうかしましたか?殿」

「あ。いえ。やっぱりなんでもないです」

意気地なし。
けど、次こそは頑張るもん。
今夜も鏡を相手に練習して、明日もしっかり自分チェックだ。





【一日一回、鏡を見よう。】





走り去ったの後姿を見て、趙雲は小さく息を吐く。
はいったい何の用事だったのかな?と思って。
沢山話たいことはあるのに。
伝えたいことがあるのに。
上手くそれが言葉にならない。

「おぅ。どうかしたのか?趙雲」

馬超がやってくる。

「い、いえ。別に」

口角を上げて笑うも、少しだけ気落ちしたように見える趙雲。
それを目ざとく気づいてニヤっと笑うのは馬超だ。

「なんだか?」

「ち、違いますよ」

だがその慌てようが肯定しているようにも見える。

に言いたいことがあるなら、ちゃんと言えよ?」

「は、はい?」

「じゃないと、誰かに盗られても知らねぇぞ?…例えば、俺とか?」

「ば、馬超殿!?」

サァっと血の気が引く思いだ。
馬超が本気ならば自分なんて。と自信のなさが姿を見せる。
奮起すべきところなのだろうが、相手が馬超となると。

「冗談だって」

馬超は笑って趙雲の背中を叩く馬超。

「とりあえず。お前も頑張れ」

笑って馬超は去っていく。

「…私、も?」

趙雲は意味がわからず首を傾げた。








お題で趙雲。
10/07/07
13/01/03再UP